たぶん、一般社会では馴染みの薄い
『作品撮り = Test Shooting』という言葉。
作品撮りとは、基本的にはモデルやヘアメイクも含めて無償で行う撮影を指すもの。この場で仕事では中々できないことにトライしてみたり、仕事で素早く反映できるように、それぞれがステップアップするため様々な試行錯誤を重ねます。
カメラマンの仕事は、要望に応えられる写真、
つまり機能する写真を総合的に『デザイン』すること。
しかし星の数ほどいるカメラマンの中で選んでもらうためには「そもそも自分は写真でなにをやりたいのか」を明確にする必要があって、僕の場合はカメラマンになる前の写真への意識がそれに当たると思う。
そのためには『作品撮り』が必要で、作品撮りの意味合いは毎年変化してきている。
仕上がりのイメージが明確に浮かんで、短時間で撮影できるように思えてきたときが一番危ない気がする。
フラットな視点に立ち戻って、もっともっと追求する機会を増やしたい。
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モデル:Vivi Marilyn(CRUVA Management)
ヘアメイク:室北栞那
2020年一発目の作品撮りから。
モデルも会うたびに成長しているのでスムーズな撮影でした。
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