VIA BUS STOP 博多リバレイン店の 吉田淳二氏が主催・演出する
ジャン=ポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)のファッションショーを撮影した。
昨年10月の『RED』に引き続き
第13弾の今回は『Face The Music(=臆せずに進む)』
多くのモデルをはじめ、ダンサー、タンゴダンサー、ポールダンサー、ドラァグクイーン、ハープ奏者、ドラム、ギターが共演することになった異色のイベント。
ゴルチエのファッションショーなのだけれど、洋服を見せるだけでなく、音楽やダンスの要素がかなり強い。いわゆる「ファッションショー」という枠に捕われまいとする吉田氏のスピリットに、僕は魅せられている。
このショーの観客は、それぞれまったく違った思いを持ち帰るかもしれない。
伝わることを目的とした、わかりやすいショーとは趣が異なる。
きっと演出家がこのショーで体現しているのは、彼の思うゴルチエのスピリットなのだ(と思う)。
雑音は気にするな、思うがままに生きろ、と。
何の保証もない「自分の道」を信じて歩みつづけるのは、言葉よりも相当に難しい。
このショーの演出家・吉田氏曰く『“出る杭は打たれる” というけど “あまりに出ている杭は誰も打とうとしない”』
僕はこういう人間こそ魅力的だと思う。
今回もこの撮影を通じて、良い刺激をいただきました。