3月11日、凄惨な大地震が起きた。
信じられないような、現実離れした映像が流れ、
家族を捜しながら避難所を回る人々が映った。
(涙をクローズアップする無粋なメディアには戦慄を覚える)
日本人の習慣が良い方向に作用し、懸念された人的二次災害が
とても少なく、世界中を驚かせることになった。
そしてネット上では多くのデマが発信され「善意」がそれを拡げた。
家族を後回しにして救助に当たる自衛隊員・消防士・救命士等の方々。
彼らは、僕らが見ずにすんでいるものを直視しながら、日夜力を尽くしている。
九州に住む僕に、できることは何だろう。
数がまとまらない中途半端な物資は、支援のスピードを鈍らせるだろうし
勝手なボランティアは(それが善意に起因するものであろうと)食料を食いつぶす。
現在、実質的に最も有効なのは「募金」。
とにかく、独りよがりの邪魔だけはしたくない。
同じ日本に住む者として、僕らは暗くなってはいけないと思う。
いつも通り、そして元気に「普通」の日々を送ろう。