クロ太


この年末年始のお話。

年末の28日に愛猫クロの様子が急変し近くの動物病院へ。口から出血がありご飯を食べないので、点滴で水分補給しつつ抗生剤で様子を見ようという話になりましたが、何しろ年末なので間もなく病院はお休みへ。一瞬持ち直したものの2〜3日で急激に衰弱して我々3匹は年を越しました(ネコ2匹、人間1匹)。

力なく極度の脱水を起こしながらも、いつものように甘えてくるその窪んだ目を見てただよう「死」の匂い。

正月休み明けまで待っていたら持たないと直感して、2日からやっている病院を探して予約したのが元旦のこと。

血液検査をしたところ腎臓の数値が壊滅的でした。
寝たきりでもおかしくない数値とのこと。
考えてみたら半月ほど前からオシッコの量が異様に多くなっていたことに思い当たりました。サインはあったのに気づいてあげれなかった。

多少のリスクはありましたが点滴で輸血剤を多めに打ってもらい、少し持ち直しリラックスモード。その後は自宅で毎日輸血剤の投与。

1週間後の検査では腎臓の数値もだいぶ改善し(それでもまだ高い)まだ改善がみられそうなので毎日の点滴をつづけています。

急性の悪化だったのである程度回復してくれて、餌を食べる量が減ったことをのぞけば運動能力もいつも通りに。

保護した当初は、黒猫だし「ジジ」と名付けたはずなのに呼びづらくていつの間にか「クロ」になったクロたん。10年経った今では「クロ太」と呼んでいます。

実に穏やかな時間。一時はどう看取るかを考えていましたが、次の血液検査の結果次第ではありますが、すぐにということはなさそうです。
この時間を大事に。色々と上手くいかないことも多いですが、何が大切なのか優先順位をもって生きる。

ひとつだけ確実に言えるのは、ネコも人間も、肥満は万病の元!

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Photographer

富永 秀和のアバター 富永 秀和 Photographer

1983年福岡生まれ。グラフィックデザイナーから転身した職業フォトグラファー。2013年に中古購入した中判デジタルでその表現力の虜となる。福岡のシェアスタジオで経験を積み2022年に上京。
40歳で総合格闘技(MMA)入門。