女性の11人に1人が乳がんになると言われている昨今。
彼女は25歳にして乳がんが発見され手術を受けました。
こういった撮影では、どうしても撮影する時間よりもお話ししている時間の方が長くなります。
僕はずっと、その人に刻まれる皺こそが美しさだと思ってきたし、心や身体に負った傷は、その人が生きた証だと感じています(商業写真とは別の話です)本人がそのままの自分を受け入れ、愛することができれば、必ず美しい姿が現れる。
その刹那を写真に収めるために技を磨いている気もします。
職業カメラマンというよりも写真家(人間)としての視点と、写真との向き合い方を試される感じがしました。
手術前、髪の毛が抜ける前とヌード撮影をしてきて、今回はヘナタトゥーの華唯さんとの共同作業。
まだまだ僕は未熟ですが、素敵な写真がたくさんあるので、どこかで見てもらえる機会をつくれたらと思います。