アジサカコウジ氏の秋個展2013「いかさマリア3」。
<男子の部>は先週、<女子の部>を最終日に滑り込みで見に行ってきた。
(描かれている対象別に、別会場でほぼ同時開催)
様々なメディアで馴染みのあった氏の作品。カンヴァスにアクリルで描かれた生の少女たちは、どこか虚ろで、見る人の意識を投影する「入れ物」のようでさえある。超貧乏な僕には手が出せない金額だけど、欲しいなぁ、持って帰りたいと心底思う。<男子の部>よりも、この<女子の部>が断然良い。
また最終日とあってアジサカ氏が在廊しており、軽妙なトークを拝聴。『こうしたら面白いやんって、そう思ったら疲れてる証拠。自分が入り出したらダメ』と仰っていたのが印象的だった。
わざわざ出かけるの面倒だなーと思いながらも、出かけて本当に良かった(笑)
イラストレーター寺山武士氏の『E.L.O展』、天才児の吉永有里さん『YURI SOLの世界』、そしてアジサカコウジ氏『いかさマリア3』と、写真から離れた「作品」を見るのはとても楽しくて、ピリリと良い刺激になる。
それにしても……
小学生のころの僕は絵を描くことしか取り柄のない子だった。
いつから絵を描くのを止めてしまったのだろう。