かなり昔から「作品」という言葉が嫌いだった。
もちろんそれは、大晦日の夜に「まだ眠くない」と言いはる子どもの主張。
まわりの「作品」が酷くつまらないと感じていたことに起因する。
絵を描くことしか取り柄がなく、単なる問題児として生かされていた小学校の6年間。
「いかに人と違う生き方をとるか」だけを考えていた中学・高校・専門学校時代。
当時書いた小説や絵本には、拙いながらもパワーがある。
これまで写真には「作品」とか「表現」を求めてこなかったけれど
今初めて「作品撮りをしたい」という気分になっている。
これを専門用語で「心変わり」という。