デジタル赤外写真入門。


 
ケンコーから発売されたPRO1D R72を購入。約6千円也。
M8.2にSWH15mmを着けてデジタル赤外写真にトライしてみました。

とりあえずの試し撮りなので、ピントは適当(無限よりちょっと手前)で、絞りはF4.5解放かF5.6、シャッターは1/30に固定。それで暗ければISO感度を上げて調整しています。すべて手持ちで撮影。(外付けビューファインダを家に忘れて苦戦したのは内緒)

「赤外線写真」でWeb検索をかけると盗撮ものばかりが出てきて、一般の認識が「赤外線 = アブナイもの」であることを実感。しかし、上の写真のように、なかなか魅力的な写りを体感!(※実際、危ないものではないですよ〜)赤外線をデジカメで撮影する場合、赤かぶりした写真が記録されるためモノクロモードで撮影するか、パソコンでの後処理が必要となります。

今回はWebや雑誌で調べながら「カラースワップ」と呼ばれる手法を用いました。やはり赤外写真の醍醐味は、緑色が雪景色に変わる「スノー効果」でしょうか。さらに試行錯誤を繰り返すことで、モノクロ赤外とは違う、より非現実的な世界が垣間見れそうです。

今はまだ、入口にポツンと立ち尽くしている状況だけど、赤外写真は確かに面白そう!
でも、体験しようと思ったキッカケは、もともと赤外線を拾いやすいカメラ(普通のデジカメは、目に見えない赤外線をカットするIRカットフィルターが内蔵されているが、Leica M8はこの働きが弱いことで有名)を持っていたから。

いわば欠点を逆手に取って試してみたもので、このM8.2は売却する予定なのです。
現在、もっと安いカメラで、今回と同等の撮影ができないものかと調べ中……
(R72フィルタを着けると可視光線がほとんどカットされるため、一眼レフカメラだとファインダが真っ暗になってしまう。三脚必須)
 

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Photographer

富永 秀和のアバター 富永 秀和 Photographer

1983年福岡生まれ。グラフィックデザイナーから転身した職業フォトグラファー。2013年に中古購入した中判デジタルでその表現力の虜となる。福岡のシェアスタジオで経験を積み2022年に上京。
40歳で総合格闘技(MMA)入門。