スティーブ・ジョブズの残像

時代
 
今日、たった1人の訃報に世界中で多くの人々がどよめいた。
Appleの創始者のひとりであり、我々の“今”をデザインしてきた男。
世界を変えつづけた男が亡くなったのだ。

彼はカリスマの塊で、成功も失敗もすべてが伝説になる。
最終形態となったApple復帰後の経営手法も素晴らしい。
なんと自分に反対する者を社に残し、多くのイエスマン達をクビにしたのだ。
彼は自分のアイデアに絶対の自信を持っているから、追随するものは必要ない。
だが対立する反対意見は「製品がもっと良くなる可能性」を秘めている。
(しかも「クビ」という恐怖があれば、人間は最大限の力を発揮する)

すべては最高の製品をつくるため。
未来を形づくる発想と、尋常ではない製品へのこだわりがブランド力を生んだ。

訃報を聞き、今や伝説となっているスタンフォード大学卒業式でのスピーチ(2005年)を
もう一度聞こうかととも思ったが、それはしないことにした。

内容はすっかり頭に入っているしハズだし、
僕の中のジョブズは、そんなことよりもやるべきことがあると告げてくれている。

Think Different.
彼はクレイジーで、自分の信念を貫き、敵をつくることを恐れなかった。
長いこと苦しんできた彼と彼の家族が解放されたことを祈って。

時代

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Photographer

富永 秀和のアバター 富永 秀和 Photographer

1983年福岡生まれ。グラフィックデザイナーから転身した職業フォトグラファー。2013年に中古購入した中判デジタルでその表現力の虜となる。福岡のシェアスタジオで経験を積み2022年に上京。
40歳で総合格闘技(MMA)入門。