レンジファインダー

Leica M3

一眼レフのファインダーを覗くと、画をつくりたくなる。ボケ具合が見えるのでファインダー像が美しい。

でも僕はレンジファインダー式のカメラを使う。
フレーミングの息苦しさや、細かいピント合わせからも開放され、無心でシャッターが切れるから。そして一眼レフより小さい。

個人的には、自分の感情を写真に反映させたいとは思わない。
むしろ逆で、自分じゃないものを撮りたい。そこにある「何か」を呼び込みたい。
(自分の存在は被写体が教えてくれる)

だから僕は「自分」が反映されやすい一眼レフよりも「何か」がときどき写り込むレンジファインダーが好きなんだと思う。

パッと見てキレイなだけの写真なんて、クソ喰らえだ。

Leica M3

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Photographer

富永 秀和のアバター 富永 秀和 Photographer

1983年福岡生まれ。グラフィックデザイナーから転身した職業フォトグラファー。2013年に中古購入した中判デジタルでその表現力の虜となる。福岡のシェアスタジオで経験を積み2022年に上京。
40歳で総合格闘技(MMA)入門。